当社は1994年より有機栽培を行い、季節毎に異なる気候に忠実に従って、18ヘクタールのブドウ畑と1600本のオリーブの木全てを自然栽培しています。グラテーナの微小気候は、この土地特有の自然環境で、当社の農作物を取り囲む数百ヘクタールの森林、そこには非生物学的な汚染は存在せず、自然はそのままの姿で存在し、まるで巨大な自然公園のようです。

堆肥を用いた肥料、銅と硫黄による害虫駆除、手作業での収穫、この土地特有の当社の酵母を用いた自然発酵は、日中と夜間の外気温を活かすために屋外に設置されたスチールタンクの中で行われます。酸化防止剤無添加のアルコール発酵を終え、ワインは貯蔵庫内の樽に詰められます。

当社のキーワードは「Terroir テロワール」であり、この言葉は、この土地の特性を維持することを非常に大切にし、当社独自の作業過程を表現しています。

当社が使用するブドウ品種は地元産に限られており、それはSangiovese(サンジョヴェーゼ)と当社独自のGRATENA NERO(グラテーナ・ネロ)のみ。ミラノ大学のアッティリオ・シェンツァ教授の研究のおかげで2010年、グラテーナ・ネーロは官報において承認され、今日に至ってトスカーナ地方の正式なブドウ品種として認められています。